2016-10-03
木村式自然栽培のイチゴは腐らない!
「農薬を使わず育てたイチゴは、どれぐらいの時間、もつと思いますか」と木村秋則さんが質問する。みんな首を傾げる。「ひと月ぐらいはもつだろうか」と言ったつぶやきも聞こえる。「半年」と、木村さんはきっぱり答える。「えっ」と、参加者の間から驚きの声が上がる。「普段買うイチゴは、冷蔵庫に入れておいても、一週間も持たないのに」とみんなは顔を見合わせる。
肥料や農薬の力でなく、自然の力で育てられたイチゴは、腐るのではなく、ミイラのように痩せこけて干しからビルだけ。すぐに腐るのは肥料や農薬の力で育てられた農作物の共通した特徴だ。
売り場に並ぶ果物は、見栄えがいい。見栄えが良くないと売れないのは事実だ。しかし、見栄えが良いことと、安全とは別のものだ。私たちは、いつもまにか、傷一つない見栄えの良い作物こそが、安全で美味しいと思いこんでいる。それがある意味悪循環につながっている。木村さんが無農薬、無肥料の自然栽培にこだわるのは健康のためである。
「次の世代を生きる若い人たちや子供たちに長生きしてほしい。その一点を目的に、私は努力してきたのです」と、木村さんはきっぱり言い切る。・・・(志ネットワーク代表上甲 晃、デイリーメッセージ平成8月号から抜粋)
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